二重剣つまみ
ピンぼけになってしまいましたがこちらは二重剣つまみ、二回折りたたんだ布を二枚重ねて剣つまみにしたものです。
ちょうど左側のが外れかけていますが、布の集められた先端部分の固定をしっかりするのが重要でした。
作り方を学ぼうとキットを買い作り始めて１年、やっと終わりが見えてきました。
私の症状を緩和するには手で作業することと、何らかの成功体験の積み重ねが必要だと思っていて、過去にとらわれないようにまだやったことのない手芸を探していたところつまみ細工を知り、布を折ってボンドで留めるだけだと侮って簡単だろうと思っていましたが全く簡単ではなかったです。
作品のサイズが小さいので布のサイズも小さく、自分では細かい作業を得意としていると思っていましたがどうにか作れる作業限界に近いサイズでした。
また出来上がった花弁を花にするところも、花を作品としてまとめ上げるところも、手が汚れるのも厭わずぎゅっと力を込めて押さえつけ続けてぽろりと剥がれ落ちるのは精神的に来るものがありました。
作ったことが一度もない初心者が作るには難しすぎる作品ばかりでしたが、その代わり完成すればやり切った心地よさと見栄えのいい作品が残り、作り切れたのでいい思い出の様になりました。
「これが最後の一個か……」と感慨に浸って色々書いてしまいましたが、五月中に完成するかどうかといったところです。
私の作っていたキットは「繊細な花びら重なるつまみ細工コレクション （2020年はるなつ号）」売り切れのようです。
